ごあいさつ
テロ対策特殊装備展 特別顧問
元内閣官房内閣安全保障室長
佐々 淳行
本年7月、北海道・洞爺湖において主要国首脳会議(G8サミット)が行われます。2000年以来、日本が議長国としての開催で、地球環境問題を筆頭に、様々なテーマが議論されます。この中で、大量破壊兵器の不拡散体制強化や、テロに対する取り組みについても討議される予定であり、議長国のわが国も強いメッセージを発信することが求められています。
2005年、イギリス・グレンイーグルズで開催されたサミットでは、これを狙いロンドン同時多発テロが発生し、50名以上の犠牲者が出ました。この経験からも、サミット開催時期に、ここ日本がテロの標的として狙われる可能性は十分あります。事態を未然に防げるよう、関係各省庁は対策を急がねばなりません。
一方、市民生活のレベルでは、自助・互助・公助が重要です。まず、自分の身は自分で守る、ということを基本とし、次に近隣の方とお互いに助け合い、そして最後に警察・消防・自衛隊をはじめとした行政機関が助ける、というものです。これを念頭に、個人での対策、地域や企業での対策、国での対策を進めていけば、あらゆる非常事態の被害を最小限に食い止めるだけでなく、未然に防ぐことも可能かもしれません。
このたび、RISCON TOKYO(危機管理産業展)・特別併催企画として、わが国唯一のテロ対策に関する専門展「テロ対策特殊装備展(SEECAT)」が昨年に引き続き開催されます。危機管理の重要性が年々高まる中、まさに時宜にかなった情報発信・交流の場といえます。最新鋭の機器・機材が一堂に会することで、国内の関係者を啓発し、テロ対策の一層の促進につながることでしょう。
多くの皆様がSEECATに参加されることを期待しております。
2008年3月